アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

素人作家がどこまで高みに昇りつめることができるか

ジャンプ方式が一番

今日は、この方のコメントです。

「所謂『ジャンプ方式』が一番良いのでは、と想います。いきなり壮大なストーリーを完成させようとするから失敗するので在って、まずは『読み切り』で一話完結させてみる。そうしたら『次』に繫がっていくのでまずはその一話に全力を尽くすのです。短編の積み重ねが長編。いきなり物凄い話は誰も描けません。荒木先生でも冨樫先生でも諌山先生でも。『進撃の巨人』が2~3話しかなかったら、誰も「これは凄い傑作だ!」なんて言わないでしょう」(Sさん)

 

 Sさんのコメントのとおり!
 これ以上、付け加えることは何もありません!
 終わり!
 ……というわけにもいかないので、少し僕の思うところも。

 長編ってなんだか物凄い複雑なパズルがあって、それが見事に組みあがっているように感じるかもしれませんが、それは結果論としてそうなっているだけです。
 最初からそういう風に組み立てようとして書いている人なんて、ほとんどいないと思います。
 当初の想定はあったとしても、登場人物の人間関係や人の心情などは書いていくうちに修正を迫られるのがほとんどだと思います。

 僕は長編を書くというのは人生を歩むことに似ていると思います。
 最初から人生の全てを見えている人なんているんでしょうか。
 見えないからこそ面白いんじゃないかと思うんです。

 だから、とりあえずうっすらと見えているところから書くとこから始めていいんです。
 というか、書きたいところから書けばいいんです。
 魔王を倒す物語を書きたいというなら、既にメンバーも組みあがって、最強の装備を整えた状態で、魔王が住む城に乗り込むところから書き始めてもいいじゃないですか。
 それは既に一つの物語で、十分に完結性がある。
 主人公が弱くて、特訓して、仲間が増えてみたいなステップを必ずしも踏まなくてもいいと思うんです。

 大事なのは、その自分が一番書きたかった、いわばクライマックスの物語を書いてみた後にどう感じるか。それで満足するか、またはこの物語をもっと膨らませてみたいと思うか。
 長編にするかしないかは、そこから考えればいんじゃないでしょうか。

 別な喩えで言えば、コナンドイルのシャーロック・ホームズ。
 あれなんか、ほとんど短編なんですよね。
 でも、やっぱり全体としてみれば、ホームズとワトソン博士が織りなす壮大な探偵物語だと思うんです。
 だから一つの手法としては、自分のお気に入りのキャラを一人作ってみてはいかがでしょうか。
 そのキャラでいろんな物語で書いてみる。
 そうすると自然とそのキャラには、過去が生まれ、仲間が生まれ、目的が生まれてきます。
 それは既に長編を書いているに等しい行為なんだと思います。
 短編の積み重ねが長編というのは、まさにそういうことなんだと思います。

 最初から壮大なものを書こうとするから、二の足を踏んでしまう。
 まずは目の前の一歩を踏み出す。一歩一歩を積み重ねるうちに段々とあなたの後ろには長い道が出来ている。
 それは既に立派な長編じゃないでしょうか。

 

シャーロックホームズ ワトソン博士

 

「カクヨム」に関するまとめ記事はこちら

※ このエッセイは、かつて僕がカクヨムという投稿サイトで活動していた際に書いたものを掲載していますので、現在の実態とそぐわないことがあるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。

 

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