アマチュア作家の成り上がり執筆録

素人作家がどこまで高みに昇ることができるのか

【小説の書き方について考える】オチ

 面白い小説、読み応えのある小説にはいくつか共通する要素がありますが、その中に僕が大事だと思う要素としてオチというのがあります。
 オチ? と思われる方のために、僕のいうオチを少し説明したいと思いますが、昔書いたエッセイにその部分を語ったものがありますので、それを紹介したいと思います。

 

 どんな小説にもオチが必要だ。
 そう言うことを言うと、いや、純文学にオチなんて必要ないという人がいるかもしれない。そういう方のために、こう言い換えてもいい。オチとは意外性のことである。

 えっ、そうだったの! とか、こんな展開あり! とかそういうもの全てをさす。意外性がない小説は純文学だろうがエンタメだろうが単調になって面白くない。


 でも、それって漫才やパロディだけじゃないのと皆さんいうかもしれません。
 いやいや、恋愛だって同じです。
 最後に男女が結ばれる結末が待っているとして、どういうパターンでそこまでもっていきます?
 やっぱりそこにはドラマチックな展開が欲しいですよね。

 ミステリーなんてその最たるもので、謎解きがひどいと金返せって言いたくなります。

 ということで、オチはとっても大事だと僕は思っているのです。
 でも、オチをどう作るか、オチが効いた小説をどう作ったらいいのか?
 ……ごめんなさい、僕も知りません。
 まあ、ひたすら訓練するしかないと思います。ということで、僕も訓練してみたいと思います。

 202X年、世界は核の炎に包まれた。
 空気中に飛散した放射線は雨となって一週間大地に降り注ぎ、農作物に致命的な影響を与えた。
 その結果、人類は大きな代償を払うことになった。
 なんと、男全員がハゲとデブのどちらかになってしまったのである。
 いや、正確に言うなら、ハゲと、デブと、ハゲでデブの3パターンに分類されてしまったのだ。
 これは深刻な問題であった。つまり、女性は全て、ハゲとデブとハゲでデブの中から男を選択しなければならなくなってしまったのである。
 これは、そんな究極の選択を迫られた、婚活パーティに参加したある女性の物語である。

 

 例えば、こんな設定を作ってみました。
 この後、トークタイムでハゲとデブが互いに互いをディスる展開が続くとして、最後には、告白タイムが待っています。
 まあ、いくつかオチが考えられますが、僕はハゲの方にもデブの方にも希望を持って欲しい。なぜなら、最近、頭が薄くなってきたような、しかもデブってきてないと家族にドン引きされているからです。
 なんで、こんなオチにしてみました。

「僕とつきあってください」ハゲでデブの男が花を捧げた。
「ちょっと待ったあ!!」ハゲが叫んで、走ってきた。
「ちょっと待ったあ!!」デブも叫んで、走ってきた。
「今のリーブ21の技術は芸術作品です。植毛さえすれば、それは、ハゲではない! よろしくお願いします!」ハゲが花を捧げた。
「デブは、運動すればやせられるかもしれない! デブはハゲと違い、未来への可能性を持っている! よろしくお願いします!」デブが花を捧げた。

 女は、迷うことなく、ハゲでデブの花を受け取った。
 祝福するレポーターがさっそくインタヴュー。
「予想外の結果でしたが、決め手は、なんでしたか?」
「だって、この人が一番、話が面白くて、優しかったからです」
 人生にハゲもデブも関係ない、面白ければいい。面白ければ、明るい未来が待っている。


 ほんと、くだらないオチですいません。
 たぶん、皆さんならもっとマシなオチを考えると思いますが、まあ、勘弁してやってください。
 とにかく、言いたいことはオチは大事ですよってことでした。
 それでは今日はこの辺で。

 

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