アマチュア作家の面白い小説ブログ

素人作家がどこまで面白い小説を書くことができるか

小説投稿サイト 書き方

自分の書いた小説が読まれない、面白くない、そんな小説投稿サイト初心者の悩みに答えていきます。

【面白い小説の書き方】初心者のための小説技法

面白い小説にはいくつか共通する要素があります。そんな面白い小説を書くためのちょっとしたヒントやテクニックを考察する初心者向けのエッセイです。

【小説技法】公募に向かない作品

僕がこれまで書いてきた物語には様々なジャンルがあるが、これは公募には向かないだろうなと思うものが結構ある。 分かりやすいのは、宗教を扱う作品は好まれないだろうと思う。 なぜなら宗教は取り扱いが非常に難しく、信じる人からすれば、いくらフィクシ…

【小説技法】気持ちの余裕

以前、自分自身の訓練のために、このブログを毎日更新しているんだと書いたが、実は書き溜めたものをちょこっと手直しして投稿していることも多い。 当然、創作の方も書けない日もあるのだが、そういう日があってもいいと思っている。 カクヨムで物語を書い…

【小説技法】芸能の世界

芸能を職とする人たちは、華やかに見えてその実相は僕たちが想像できないくらい大変なんだろうなと思う。 演技するいうことは、ある意味その配役になり切る必要がある。 能などは、恨みを残して死んだ人の魂を憑依させるともいわれる。 そう言う意味では、苦…

【小説技法】嫉妬

以前、恋愛ジャンルに対する男と女の考え方の違いについて書いたことがあったが、書き手という立場で考えても、どうにも恋愛作品を書くのが難しい。 bunchiku.com なぜかというと、恋愛小説を書く上でどうしても必要と思われる嫉妬という感情を僕はあまりリ…

【小説技法】創作はボケ防止

昨日、毎日書くことの大切さについて触れたが、だからといって、思ったことをつらつら書くのと、物語を書くのはやはり違う。 物語を書くというのは、書きたい場面を多次元的に思い浮かべなければならない。 そこがどういう場所で、どういうシチュエーション…

【小説技法】毎日書くこと

最近、毎日このブログを書いているが、よほど暇なんだろと思われるかもしれない。 そう言われればそうなのかもしれないが、それだけの理由ではない。 毎日書くと言うことを自分への課題として捉えているからだ。 毎日書かないと、文章の技術が下がるそうだ。…

【小説技法】現在の心境

物語を書いている方々は、自分の作品を読み直したりするんですかね。 僕はふと思い立つとつらつらと読んでしまう。しかも、完全に読者視点で。 自分で書いたくせに、うるっときたり、勝手に盛り上がったりする。また過去にいただいたコメント見てほくそ笑ん…

【小説技法】血肉が通う

お前、毎日こんなエッセイもどきのブログで適当なこと言ってるけど、肝心の小説の方はちゃんと書いてんだろうな! そう思われる方がいるかもしれないがご安心ください。 今、「鎮魂の唄」という時代ファンタジーを書いているが、ほぼすべての登場人物が出そ…

【小説技法】100万字書いたけど

すらすら書けるジャンルとなかなか筆が進まないジャンルがある。 例をあげると、現在書いている、近未来の地球を舞台にしたSFミステリー「神の遺伝子」は書くのが非常に難しい。 なぜ難しいかというと、SFのS、つまりサイエンスという意味において、あ…

【小説技法】恋愛ジャンルに対する男としての見解

恋愛ジャンル。 源氏物語から始める最も古いジャンルであろうし、あらゆる神話や昔話にもそういう要素は必ずあると思う。 そういう意味で、このジャンルの必要性、重要性はよくわかっているのだが、ここで男の端くれとして敢えて言わせてもらいたい。 男と女…

【小説技法】恋愛要素

恋愛モノは人気ジャンルの一つでもあり、好きな人もたくさんいるだろう。 僕的にはほとんど読んだことがないジャンルなので、それをどうこういうのも少し憚られるのだが、自分なりに思うところもあるので、今日はそれについて少し書いてみたい。 まずそもそ…

【小説技法】長編の書き方 その9

最後の一行を書き終えたときの気持ち。 この感動は長編を書いた人しか分からないと思います。 長かった道のり。 何度も挫折しかけ、それでも頑張って書いてきた。 そして今、目の前に自分の作品が誇らしげにある。 長編を書き終えた人は、自分を誇っていいと…

【小説技法】長編の書き方 その8

プロットも決まった、キャラも決まった、こうなれば、あとは自然に物語は進んでいき、ついにラストを迎えることになります。 今日はこのラストについて書いてみたいと思います。 ラストの形自体は千差万別、ハッピーエンド、ビターエンド、バッドエンド、い…

【小説技法】長編の書き方 その7

ストーリーとプロットは違う。 物語を変化させる事象。そういうものは、プロットとして予め埋め込まれておくべきものだ。 これはプロットの説明の時に書いておくべきことだったのかもしれないが、物語にメリハリが感じられないとしたら、それは明らかに、プ…

【小説技法】長編の書き方 その6

キャラづくりについては、前回までで十分かと思う。 テクニックとしては、いくつかないでもないが、結局それは小手先のことであり、前回言ったことが全てであり、そこがなければいくら技術でカバーしようとしてもどうにもならないと思うからだ。 いずれにせ…

【小説技法】長編の書き方 その5

キャラを立たせる。 これは本当に難しい問題です。 こう書けばキャラが立つなんて答えはたぶんない。 だけど僕的に、こういう書き方はイマイチだなというのはあるので、今日はそれをテーマに書いてみたいと思います。 例えば、学園一の美少女キャラを登場さ…

【小説技法】長編の書き方 その4

さて、プロットもできたことだし、続いてはキャラ作りということになる。 キャラづくりにおいては、履歴書というかプロフィールを作ってキャラの性格やら来歴を細かく考えていくというやり方もあるが、僕はこのキャラ作りをあまり細かくやらない。やった方が…

【小説技法】長編の書き方 その3

さて、今日はプロットの話をしたいと思うが、そもそも僕はプロットとは何か正確に理解していないので、ウィキペディアで調べてみた。 プロット (英語: plot) とは、ストーリーの要約である。プロットはストーリー上の重要な出来事のまとまりであり、重要な出…

【小説技法】長編の書き方 その2

前回は、書こうとする長編の世界観をイメージできるものを見つけようみたいな話で終わりました。 となると、次はプロットを作るということになるのですが、僕の場合は、そこがちと微妙なんです。なんというか、その世界観を考える時にプロットみたいなものを…

【小説技法】長編の書き方 その1

長編を書こうと思っている皆さん、最初に何から始めますか? いろいろなやり方があるかと思いますが、僕は最初に、その長編の世界観とその世界観を特徴づけるものを具体的にイメージします。 例えば、「ツァラトゥストラはかく語りき」というミステリー小説…

【小説技法】謎の提起 その2

謎にはいろいろなものがある。 人間ドラマにおける、あるキャラクターの秘められた過去。 殺人ミステリーにおけるトリック。 ホラーミステリーなどの正体不明の存在。 こんな感じであらゆるジャンルでいろいろな謎が考えられるが、僕が好むのは現実とリンク…

【小説技法】ファンタジーとリアリティ その3

最近のファンタジー小説は、キャラが完全にゲームテンプレ化しているように感じる。 ラノベの表紙など見ると、どれもこれも、美男美女の勇者、戦士、僧侶、魔法使いなどが描かれ、もはやファンタジージャンルと呼ばれる物語は、こうしたキャラがいないと成り…

【小説技法】ファンタジーとリアリティ その2

ファンタジーには、なんというかゴールがある。 魔王を倒すとか、姫を救い出すとか、まあ、そんな類のものだ。 でもここが肝心なところだが、そのゴールが主人公にとって必然なものであるかどうかということが重要だ。 例えば魔王を倒すとして、どうしてその…

【小説技法】ファンタジーとリアリティ

僕はファンタジー作品が好きだが、好きなファンタジー作品には共通点がある。 それは、深い知識とその作者ならではの新しい要素がきちんと折り合って、奥深い世界観が構築されているかということである。 例えばファンタジーと言えば魔法であり、火の魔法、…

【小説技法】定年

書くことに定年はない。 70過ぎた方が新人賞を受賞することもあり、そういうニュースを聞くと大いに励みに感じる。ぜんぜん焦る必要なんかなく、まだまだ時間はたっぷり残されているんだと感じる。 ただそういうこととは別に、やっぱり文学の歴史、いや、…

【小説技法】闇のある物語

以前、好きな時代と書きたい時代は違うみたいな話をしましたが、それと同様に、書きたいジャンルと読みたいジャンルの違いということを書いてみたいと思います。 僕が書きたいものは何度も言っているように、人間の叫び声が文章の中から聞こえてくるんじゃな…

【小説技法】いつまでも心の中に残り続けるもの

「ぐりとぐら」という絵本がある。 その中で、ぐりとぐらがリュックを背負い、大きなフライパンを持って森の中でパンケーキをつくるという話がある。 大きなボールに卵と牛乳と小麦粉を入れて、持ってきた大きなフライパンで焼き上げるのだ。 そうするといい…

【小説技法】お笑い芸人から学ぶもの

最近、お笑いにはまっている。 一時、内輪ネタばっかりで盛り上がる風潮に飽き飽きして全く見なくなっていたが、嫁さんと娘が「有吉の壁」という番組が好きで、毎回見せられるたびにはまってしまった。 この番組の何がいいって、よくある順繰りに出てきてコ…

【小説技法】書きたい時代

書きたい時代というのがある。 でも、それは好きな時代とは少し違う。 どういうことかというと、例えば僕は例にもれず戦国時代が好きだ。 特に信長に憧れる。 幕末も好きだ。 新選組、特に土方歳三の大ファンだ。 でも、その時代を舞台に書きたいとはあまり…

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