アマチュア作家の面白い小説ブログ

素人作家がどこまで面白い小説を書くことができるか

小説投稿サイト 書き方

【小説技法】個性の書き分け

今、執筆中の長編で僕の中で課題にしていることがある。それはキャラの個性を書き分けられるかということだ。 人にはいろいろな個性がある。 勇敢、賢い、優しい、元気、そういういわゆる誰からも好かれるような性格もあるが、頑固、臆病、ずる賢い、自分勝…

【小説技法】長編の終わらせ方

長編をどこで終わらせるかということは、いろいろ議論があるだろう。 ちゃんと終わりを見据えているのであれば何も問題ないが、マンネリになってしまうことも少なくない。 たとえば、北斗の拳という漫画がある。 あくまでも僕個人の意見だが、あれはやっぱり…

【小説技法】群像劇

今、僕が書いている物語は群像劇的な性格を持たせている。 メインキャラは確かにいるのだが、そのキャラの視点だけでない別なキャラの視点での世界観を描きたいと思っているからだ。 だがそういう群像劇を成立させるためには、主人公以外のキャラにもメイン…

【小説技法】ネタづくり

小説のネタというのは至る所に転がっているが、やはり自分が経験したことが一番リアルに書きやすい。 でも、そんな小説のネタになるような体験なんてしてないしなあという人がいるかもしれないが、それは物事を表層的にしか見ないからそういう発想になるんだ…

【小説技法】聖書 その3

僕が聖書に興味を持ち始めた最初のきっかけは、たぶん20世紀の終わりのころだったと思います。その頃、世界が滅びるとかそんな本がたくさん出てましたが(ノストラダムスの大予言とか日本沈没とか)、その中に聖書の黙示録があったのです。 僕は黙示録の世…

【小説技法】聖書 その2

創世記にカインとアベルという兄弟が出てきます。この二人はエデンを追放されたアダムとイブが生んだ最初の子どもたちです。 このうちカインは畑を耕し、アベルは羊を飼うものとなります。ところが神はアベルの捧げものは受け取ったのにカインの捧げものには…

【小説技法】聖書

僕は別にキリスト教信者でもないし、聖書に造詣があるわけでもありませんが、意外と僕の書く作品には聖書を題材にしたものが多いです。 僕が聖書に惹かれるのは神と呼ばれる存在にあまりに理不尽な点が多いことと、それに振り回される人間たちのドラマが物凄…

【小説技法】推敲

今、書き終わった作品の推敲に時間をかけているのですが本当に難しいです。改めて見ると、だめなところがたくさんありすぎて嫌になります。 今日はどういうところが駄目なのか、少し一般化してご紹介したいと思います。 その一 接続詞が多すぎる これはつい…

【小説技法】縦書きと横書き

小説を書くときにWeb向けと紙向けとでは全然違います。 特に横書きと縦書きの差というのは歴然としてあります。 このことについても少し旧エッセイに書いたのでご紹介します。 最近、書き方を紙向けの仕様に戻している。 一時、WEBで読みやすいように敢えて…

【小説技法】魅力的な脇役

魅力的な脇役について考えてみます。 面白いエンタメ小説の鉄則として、主人公と同じくらい、いや、それ以上に魅力的な脇役が存在するというのがあります。 漫画の方が分かりやすいので適当に並べてみますが、 『機動戦士ガンダム』の赤い彗星のシャア『北斗…

【小説技法】女性キャラの書き方

女性キャラの書き方について考えてみたいと思います。 僕は男です。 当然、女性の心理などはまったく分かりません。 女性の心理が分かっていたら、あんなにふられることもなかったろうな……そんなことはどうでもいい。 とにかく、僕は男なので女性キャラを書…

【小説技法】読者層

皆さんは、どういう方に読んでもらおうとして書いているでしょうか。 これは意識してない人もいるかもしれませんが、実は、うっすらとは心の中にあるはずだと思うのです。 女性、男性、学生、中年、エロい人、妄想好きなWeb住民…… 僕が最初想定していたのは…

【小説技法】モチベーション

僕は、常に何かにはまってないとだめなタイプで、しかも、はまった以上は結構突き詰めるまで頑張るタイプです。 学生時代はギター、麻雀、そして狂ったようにビリヤードにはまりましたし、仕事についてからは、サッカー、マラソン、そして今はまっているのが…

【小説技法】謎の提起

面白い小説、読まれる小説に欠かせない要素に「謎」があります。 ミステリーにとどまらず、現代ドラマであれ、ファンタジーであれ、恋愛であれ、謎がなくては面白くありません。 僕たちが小説を読む理由はいろいろあると思いますが、知的好奇心を満たしてく…

【小説技法】時代のニーズ

本が売れるか売れないかは、作品の出来よりも時代のニーズに沿ったものかどうかということが往々にあります。 ある意味、生前は全然売れなかったけど、死後に評価されるなんてことは文学だけでなく、あらゆる分野でざらにあることでしょう。 あのゴッホが書…

【小説技法】魅力的な世界観

僕がお金払って小説買うかどうか決める大きな要素の一つに、その作品又は作者に魅力的な世界観があるかどうかということがあります。 魅力的な世界観? 首を傾げる人もいるかもしれないし、これは僕しか思ってないかもしれないので、少し説明が必要かもしれ…

【小説技法】B6ノート

僕はいつもB6のノートを持ち歩いています。 リング綴で、しかもリングの輪の中に三色ボールペンをつっこめるくらいリングが大きな奴です。 そこに、小説のアイデアやら場面やら思いついたことをぐちゃぐちゃと書いています。 なんですが、とても他の人が読…

【小説技法】感動

僕は物凄く涙もろいです。 感動すると、すぐに目頭が熱くなってしまいます。 一度泣いた映画は、何度見ても同じ場面で涙が溢れそうになります。 そんな僕は、自分の書いた物語でも泣いてしまうのです。 その場面を読み返すと、自分が書いたはずなのに涙が出…

【小説技法】ハッピーエンドとバッドエンド

僕は基本的にはハッピーエンドの物語が好きです。 特に心が弱ると、エネルギーを補充するかのようにハッピーエンドの物語を求めてしまいます。 だからではありませんが、僕はジブリシリーズの大ファンです。 特に初期の作品は何十回見たか数えきれません。 …

【小説技法】風景描写

小説を書く上で風景描写は大事な要素ですが、実は僕は風景描写が大の苦手です。 そんなことも旧エッセイに書いたので、ちょっと拝借します。 自分でいうのもなんですが、僕は会話文は結構、サクサク書けます。反面、物凄い苦労するのが風景描写です。 全く詩…

【小説技法】ストーリーとテーマ

僕が考える面白い小説の要素の一つは、起伏のあるしっかりとしたストーリー構成です。 ただ、これはいろいろな書き方があると思います。人によっては全部の場面をあらかじめ考えてから書く人もいるし、とにかく書き始めて筆の勢いに任せていく人もいるらしい…

【小説技法】キャラクターの重要性

今回はキャラクターについて考えてみたい。 物語を作るにあたって、魅力あるキャラクターができると、それだけでその物語は輝きを増します。 極端な話、面白いストーリーだけどキャラがイマイチというのと、ストーリーは平凡だけどキャラが立ってるとなれば…

【小説技法】一話目の重要性

小説投稿サイトで連載作品を投稿すると、絶対面白いのにと自信があるのに、最初のつかみが悪くて、読んでもらえないことがままあります。 これはWeb小説全般に言えるんじゃないかと思うんですが、一話目でその作品を読むかどうか決める人って結構いるんじゃ…

【小説技法】オチ

面白い小説、読み応えのある小説にはいくつか共通する要素がありますが、その中に僕が大事だと思う要素としてオチというのがあります。 オチ? と思われる方のために、僕のいうオチを少し説明したいと思いますが、昔書いたエッセイにその部分を語ったものが…

アマチュア作家の夢が膨らむ3月

3月は小説を書いているアマチュア作家にとって、結構大事な月だ。 文藝賞、小説すばる新人賞、すばる文学賞、新潮新人賞、新潮ミステリー大賞、いわゆる大手出版社の新人賞が目白押しだからだ。 僕は個人的に新潮社と集英社さんに興味があるので、まだどち…

仕事と創作の両立

僕の現在の仕事は少し変わっていて、いわゆるトップ直轄のポジションで、他社と交渉したり、データ分析したり、方針や計画を定めたり、様々なプロジェクトに参加してトップの意向を伝えたり、プロジェクトの進捗をトップに伝えたりしている。 そういう立場に…

聖書を読む理由とは

僕は聖書を愛読している。 そう書くと、僕がキリスト教を信仰しているのかと思うかもしれないが、別にそんなことはない。聖書を読む理由は、聖書がまさに人間ドラマの縮図であるからだ。 一つ例を出せば、聖書の一番最初の物語である「創世記」の第4章にカ…

デジタル時代の作家の生き方

欲しいものって、手に入るとひどくあっけないことが多い。 猥褻な喩えで恐縮だが、SEXも知らない頃は妄想がとんでもなかったが、体験してみるとこんなものなんだとひどく冷めた記憶がある。 作家になるということも同じなんじゃないかと思ったりする。 作家…

作家のスタートライン

先日、某出版社の編集者さんと話をした。 その方曰く、小説を書きたい人はたくさんいるけど、小説として完成させることができる人はなかなかいない。その中でも10万字以上の小説を書きあげられる人はもっといない。その数少ない中で客観的な視点で小説とし…

作家になりたいのか?

そう問われるとはたと困ってしまう。 だって僕は正業があって、大きな仕事も任されている。 平均くらいの収入はあるし、妻と娘がいて、まあ平凡だけどそれなりに充実した人生を送っているんじゃないかと思っている。 でも昔から小説が好きだった僕はある日突…

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