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【小説技法】B6ノート

 僕はいつもB6のノートを持ち歩いています。
 リング綴で、しかもリングの輪の中に三色ボールペンをつっこめるくらいリングが大きな奴です。

 そこに、小説のアイデアやら場面やら思いついたことをぐちゃぐちゃと書いています。

 なんですが、とても他の人が読めるような代物ではありません。個人的な話で恐縮ですが、僕は左利きであまり字が上手じゃありません。しかも、速記するので、何が書いてあるのか自分でも読めないときがあります。

 ただ、大事なところはぐるぐると丸をつけたり、赤字で書いたりしているので、おぼろげながら、ああそうだったなと思い出せます。

 いま、書いている長編も、そんなB6ノートから生まれました。
 ちらっと最初のアイデアを書いたページを見たらほんと滑稽でした。
 子どもの落書きのような感じで、地球と月を表すつもりで大きな丸と小さな丸を書いて、小さな丸からロケットが発射して、地球に向かう絵が描かれてました。
 横に英語で、selection(意味は選択とかそんなのです)とか、evaluation(意味は評価とかそんな感じ)とか書いてますが、今見ると、なんのことやらさっぱり分かりません。

 SFはこの作品が初なんですが嫌いじゃないんですよね。
 そんなことも、旧エッセイに書きましたので、ちょっこら覗いてみます。

 

 いろいろなジャンルを書いてきたが、まだ唯一書いていないのがSF。
 SFは嫌いではない。というか好きな部類かもしれない。
 ただ、あまりに荒唐無稽なものは好きではなく、リアリティとメッセージ性が感じられるものが好きだ。 

 例をあげるとするなら、映画だったら「2001年宇宙の旅」、「エイリアン」、漫画だったら「AKIRA」、「風の谷のナウシカ」だが、この二つは映画ではだいぶ端折ってしまって、本当の面白さが半分も出ていないのが残念だ。
 ああいう、サイエンスミステリーが読みたいし、書きたいなと思っている。
 いま考えているのは遺伝子と携挙(イエスの復活に併せて選ばれた人間だけが空中に引き上げられる)を組み合わせたSFミステリー。
 考え始めるとB6ノートがぐちゃぐちゃになります。


 これを見ると、だいぶ今の作品に近くなってます。

 小説のネタや考えていることって、やっぱり何かに記録してた方がいいと思います。 
 意外と後で見て、ああ、そうだったなと思い返したり、すっかり忘れてしまったことも思い出したりできます。
 
 僕のB6ノートには、他にもごちゃごちゃ書いているんですよね。
 もしかすると、ここからまた新しい作品が生まれるかもしれません。
 だから、これだけは無くすわけにはいかないです……半分くらい、読めないんですが……

 

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