アマチュア作家の成り上がり小説ブログ

素人作家がどこまで高みに昇りつめることができるか

嫉妬

 以前、恋愛ジャンルに対する男と女の考え方の違いについて書いたことがあったが、書き手という立場で考えても、どうにも恋愛作品を書くのが難しい。

 

bunchiku.com

 

 なぜかというと、恋愛小説を書く上でどうしても必要と思われる嫉妬という感情を僕はあまりリアルに想像できないからだ。

 そもそも、嫉妬という感情を僕は持ったことがあるのだろうか?
 キャプテン翼みたいなサッカー選手になりたいなと思ったことはあったけれど、それは憧憬であって、嫉妬ではない。
 クラスにイケメンもいたが、別にそいつになりたいと思ったこともない。
 社会で自分より頭のいい奴や、金を持ってるやつもたくさんいるが、別にそいつらに生まれ変わりたいと思ったこともない。

 好きな人ができたとしても、その人に彼氏がいると知っただけで、恋愛感情は奇麗さっぱり消え去り、その彼氏とやらをうらやましいと思ったこともないし、どんな奴か知りたいと思ったこともない。

 と、そんなことを書くと、それはお前の人生がばら色で恵まれてたんじゃねえのと批判の声を受けそうだが、自分でいうのもなんだが、僕の人生は相当ハードで、とても人様に羨ましがられるような人生ではない。

 ということで、僕はおそらく嫉妬と言う言葉が定義する感情を体験していないんだろうと思う。だから、本格的な恋愛作品を書くことに難しさを感じてしまうんだろうと思ってしまう。

 

 一般的にいっても嫉妬と言う感情は男性よりも女性の方に顕著であるように言われる。
 源氏物語などを読むと、光源氏の周りの女性同士の嫉妬の物凄さといったら、読んでるだけで恐ろしくなってしまう。
 女性って、本当にこんな感情を持っているんだろうか。
 よく浮気されると、男よりも浮気女の方に憎しみが向かうなんても言うけど、ほんとなんだろうか。
 憎い女のことを考えて、藁人形つくったり、いやがらせしたり、ホントにそんなことするんだろうか。

 やっぱり、女性は僕にとって謎の塊だ。
 そんな僕にはとても恋愛話は書けそうにない。

嫉妬

 

「小説の書き方」に関するまとめ記事はこちら

 

 

TOP