アマチュア作家の成り上がり執筆録

素人作家がどこまで高みに昇ることができるのか

【カクヨム読まれない】目的をしっかり持て

 目的? どういう意味? って思うかもしれませんね。
 でも、これって物凄く大事です。
 つまり、あなたは何のためにカクヨムで書いているんですかってことです。

 読んでもらうために書いているに決まっているじゃないか!

 みんなそういうでしょうね。
 じゃあ、何人に読んでもらえば満足するんですか?

 百人のフォロワーがつけば満足しますか、それとも千人ですか。
 一万PVまでいけば満足ですか、十万までいかないとダメですか。
 ★が100あれば満足ですか、それとも300は欲しいですか。
 それはとめどない欲望の海です。
 どこまでいってもキリはありません。

 仕事の合間に物語を書くのが好きなだけなので、誰かに読んでもらえたらうれしいです。

 そういう人だったら、10人くらいにしっかり読んでもらえばそれで十分じゃないですか。そして同じような人たちと交流しながら、さらに自分の良さを磨いていけばいいじゃないですか。

 読者なんか関係ない。俺は自分の滾るような思いをぶつけたいだけなんだ!

 そういう人だったら、そもそも読まれなくても別にいいですよね。自分の好きなものを好きなだけ書けばいい。

 もっと上を目指したいんだ! 本にしたいんだ! 作家になりたいんだ!

 だったら投稿サイトなんかで油売ってないで、作家に直結する公募に出しなさい。

 いや、カクヨムで書いたものを本にしたいんだ!

 それならカクヨム内で募集するコンテストに出せばいい。カクヨムではそうしたコンテストを年がら年中開催してます。そういうコンテストに応募して賞を取れば書籍化されますよ。

 コンテストに出すなんてだいそれたことじゃなくて、自然にたくさん読まれて、どこからか書籍化の打診が来るのが夢なんです。

 それは夢じゃない、ただの妄想だし、もっと具体的に目的を見つけないと、カクヨムという大海の中で振り回されて、結局、ドロップアウトしていくのが落ちですよ。

 皆さんは、どれにあてはまるんですか。
 ちなみに僕の目標は、自分の書いたものをたくさんの人に読んで欲しいということです。ただ、そのためには自分の書くものがそもそも他の人が見たときにどう映るのかを知る必要があると思っています。自分の長所と短所をもっとあぶりだす必要があると思っています。

 昨日、拙作「カクヨムの天使」の★がとうとう400に到達しました。
 一年前を振り返れば信じられない数字だと思うし、これを読んでくれた方全てに感謝したいと思っています。
 でも、だから何かが変わるわけじゃない。
 ★が400になっても、自分の思いはなんにも変わりません。

 ★の数もPVの数も、今の僕にとってはそんなに重要なことじゃない。
 僕にとって今一番大事なのは、今書いている物語が昨日書いた物語より上達しているかということだけです。
 物語を書くことに頂上なんてありません。どこまで行っても自分の下手糞さに呆れかえるほどです。でも、少なくても一年前よりはうまくなっていると自分では感じています。
 そして、それはカクヨムで書いたからこそ辿り着けたと思っています。
 これが僕のカクヨムで書く目的です。

 

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※ このエッセイは、かつて僕がカクヨムという投稿サイトで活動して際に書いたものを掲載していますので、現在の実態とそぐわないことがあるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。

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