アマチュア作家の面白い小説ブログ

素人作家がどこまで面白い小説を書くことができるか

創作しなければ生きていけない

今日は、この方のコメントです。 

「創作しなければ生きていない感じがする、と思ったことがあります。実際のところは十年以上、創作をやめてましたが(・・;) 中学生の時はひたすらノートに詩を書いていたことがあります。まさしく日常の心の叫びでした。漫画もイラストも描いてましたが、やっぱり私に一番適した表現方法は文章なんだろうなあと思います」(Aさん)

 実際のところ、僕が小説を書き始めたのは3年位前ですが、ある程度意思をもって、本気で書こうと思ったのは、このカクヨムを始めてからです。
 それまでは創作と呼ばれるものは何一つやったことがありませんでした。
 でも、仕事でも新しいものを企画するのが好きだし、良い小説や映画を見た後は自分の中でこんな世界があったらなと夢想したりするのも好きでした。

 今考えれば、それは何かを創り上げたいという欲求の現れなんだろうと思っています。
 創作しなければ生きていけない感じがするというAさんの言葉、僕が思うに人間って自己を表現せずにはいられない生き物なんだろうと思います。自分の気持ち、自分のアイデア、自分という存在、それを外に出したい。そうしないと生きていけないんだろうと思います。

 何かを書くことは、とても簡単で誰でもすぐにできる創作の一つだと思います。
 日記でもエッセイでも詩でも小説でも論文でも、それは全て自分という人間の魂の発露です。
 このエッセイですら、僕にとっては大事な自己表現の一つです。

 楽しいから書く。
 確かにそういう側面もあります。
 でも、本質のところはちょっと違う。
 書かざるをえない。自分の声を、叫びをどこかにぶつけたい。
 だから書く。
 ほんと言えば苦しいときもある。
 うまく書けない、うまく表現できない。
 そんなとき、パソコンの前で手がしばらく止まり、自分の才能のなさにほとほと嫌になる。
 もう嫌だと思って、パソコンを閉じて、ぼんやり別なことを思う。
 でも、やっぱり頭の中では何かを考えている。
 そして、再び、パソコンを開き、どうにかこうにか書き始める。
 そんなことの繰り返しです。

 プロになりたい、本をだしたい、金持ちになりたい、有名になりたい。
 そんなことのために書いているわけじゃない。
 そんなことのために書くのだとしたら、あまりに労力とかけた時間に見合わないと思う。
 書きたい、ただ、ひたすら書きたい、書かざるをえないから書く。

 そうですよね。
 だから、僕も皆さんもきっと書き続けるんでしょうね。

 

「カクヨム」に関するまとめ記事はこちら

※ このエッセイは、かつて僕がカクヨムという投稿サイトで活動していた際に書いたものを掲載していますので、現在の実態とそぐわないことがあるかもしれませんが、その点についてはご容赦ください。

 

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