トランプ氏が狙撃されたというニュースが世界を駆け巡ったが、無事で本当に良かったと思う。
変革は必要だが、それは一個人の暴力などによってなされるべきではないし、そもそも、そんなことで真の変革がなされるはずがない。それは、長い人間の歴史が証明している。
真の変革とは民衆の中に生まれる小さな灯が、燎原の火となって、国中を覆いつくしたときに始めて興るのだと思う。
政治とはいわば、その大きな炎を統御し、法や政策という形に整えることに他ならない。
トランプ氏は確かに、いい意味でも悪い意味でも目立つ男だ。
だが、決して忘れてはならないのは、彼を大統領候補に押し上げているのは、アメリカ国民そのものであり、彼の政策を後押ししている多くの人がいるからこそ、あれだけの人気を誇っているのだということだ。
この事件は大統領選に大きな影響を与えるだろう。
もしかして、トランプ氏が圧勝することもありえるだろう。
だが、もしそうなったとしても、それを選択したのはアメリカ国民であるということを忘れてはならない。
世界最強の国家、アメリカはこの先、どこにいくのであろうか。
すなわち、世界最強の国家の国民であるアメリカ人がどこにいこうとしているのか、僕はそこに大きな関心を持つ。